プラハから車で40分ほどの場所にある
日帰りで行くことが出来るクジヴォクラート城。
チェコやアメリカの映画の撮影場所として使われるほど
とても魅力のあるお城です。
お城の歴史やおすすめの散策コースをご紹介します。
クジヴォクラート城のツアーの見どころ
城内に入るとまず目に飛び込んでくるのが
後期ゴシック様式のチャペルやロイヤルホールの素敵な装飾です。
図書館にはなんと5万2千冊の蔵書がありみる人みんなが圧倒させられてしまいます。
あまり知られていない事ですが、かつてこのお城は刑務所として機能していたことがありました。
その頃の名残りを見ることが出来ます。
大聖堂から見える壮大な景観は是非楽しんで頂きたいポイントです。
クジヴォクラート城は深い森の中に隠されていた
大規模な歴代のチェコ王家の狩猟場としても利用されていたことがあり
場内では広範な狩猟コレクションを見学することができます。
チャールズ・エゴン2世、フュルステンベルクの王子とクジヴォクラート城の関係
1796年10月28日– 1854年10月22日
チャールズ・エゴン2世はドイツの政治家であり貴族でした。
クジヴォクラート城から1.5キロの散策コースの途中に
チャールズ・エゴン2世、フュルステンベルクの王子の石像があります。
オーストリアの将軍カール・アロイス・ズ・フュルステンベルクと
王女エリザベス・フォン・トゥールン・ウント・タクシスの
一人息子としてプラハで生まれました。
クジヴォクラート城の起源は12世紀までさかのぼ数々の有名な人達が
住んでいました。ボヘミア王やドイツ王、神聖ローマ皇帝であったカレル4世は
幼少時代をクジヴォクラート城で過ごしました。
このお城は長い歴史の中豊かに栄えた時もありましたが
災難に見舞われた時もあり何度も火災になってしまうという災難もありました、
あまり知られていませんが刑務所としてお城が使われていた時もあり
残念な事にお城の評判は瞬く間に悪くなってしまいました。
1929年までクジヴォクラート城を所有していたフュルステンベルグ家が
大規模な改修を行い悪評も束の間、クシヴォクラート城は
あれよあれよという間にその輝きを取り戻すことができました。
後、フュルステンベルグ家からチェコスロヴァキア共和国(現在はチェコ共和国)に売り渡され
現在に至っています。
おススメのお城周辺の散策コース片道1.5キロ
お城の周りには3つの散策コースがあります。
青のコース(約1時間30分)、赤のコース(約2時間)
今回私が選んだのは一番短い黄色のコース。
クジヴォクラート城からparaplíčkoの片道1.5㎞で所要時間約30分です。
黄色のコース入口はお城を背にして行くとあります。
黄色のコース入口
木に黄色のしるしがついてます。
お天気が良い日はお城がくっきり青い空に浮いているように見える程
鮮やかに見えます。
平坦な山道なのでとっても歩きやすくて疲れません。
黄色のコースの途中にはチャールズ・エゴン2世の石像が
お城に向かって立っています。
ここは記念撮影ポイントです。
歴史を感じてお城を見るとまた一味違うお城に見えてしまいます。
山の中にいる動物や植物も表示されているので
観察しながら散策するのもとても楽しいですよ。
ついつい時間を忘れて夢中になってしまいます。
paraplíčko
黄色のコースのゴールはparaplíčko
ここで疲れた足を休ませることが出来る椅子があります。
喉が渇いてしまうので飲み物を持っていく事をお勧めします。
眼下にはベロウン川(Berounka)が流れています。
夏にはボートに乗ったりカヌーに乗ったりして川くだりする人たちでとても賑わっている川です。
14世紀に設立されたKřivoklátの村は、城の下でゆっくりと成長し今でも健在です。
クジヴォクラート城で年に一度開催されるイベント
毎年8月の第一週に、クジヴォクラート城の中庭で伝統工芸フェアとKřivořezání
木彫りフェスティバルが開かれています。
木彫り職人の熟練の技や、作品をたくさん観賞することができます。
職人技がなす工芸品に触れ合うことができ
見ているだけでもとても楽しいイベントです。
住所 Křivoklát 47
270 23 Křivoklát
まとめ
クジヴォクラート城の中も楽しむことが出来て
お城の周りを散策して楽しむことができます。
プラハから車で40分あれば到着する距離なので
日帰り旅行のプランを立てる時の参考になれば幸いです。
歴史を感じながら散策するのは感慨深いものがありますよ。
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